勇司クンの徒然なるブログ

武道の事からしょーもない日記?まで、暇な時に執筆します!

空手ってそもそも…?

そんなわけで、最初のブログ投稿になります!

 正直、経験がない上に使い方もいまいちよく解っていないので、手探りな部分が多いですし、定期更新はちょっと難しいので、まあ気長にお付き合いいただければと思います。

 

そしてとても好都合なことに、【今週のお題】が、好きなスポーツ だったので、これ幸いとばかりに書いちゃいましたw

 

 2020年東京オリンピックで正式種目として採用された(残念ながら次回オリンピックでは外れますが…)、『空手』。今大会を通じて初めて目にした方も多いのではないでしょうか。

 そりゃそーですよね、全日本選手権や世界選手権といった大きな大会が行われていても、悲しいかな、全然フューチャーされないんですから、知らない人が多くて当たり前ですね、はい。

 

 しかも、ひと口に『空手』と言ってもその中身はとても多く枝分かれしています。中でも特にわかりやすいのは、「ノンコンタクト(寸止め)」と「フルコンタクト」の2種が存在していることです。

 ちなみに、東京オリンピックで種目となったのは、「ノンコンタクト」で、いわゆる『伝統空手』になります。

(私が習い、指導させていただいていたのは、伝統空手になります)

 

 その「空手」ですが、一般的には広く日本古来の武道、あるいは日本発祥の武道、と表現されますが、ここでまずはその歴史について、とーっても簡単にひも解いてみたいと思います。

 

・『空手』は沖縄(琉球)から始まった

 ご存じの方も多いかもしれませんが、空手の前身は、沖縄(当時は琉球王国)にあると言われています。この沖縄の唐手(元はこう表記されていました)を、摩文仁賢和先生(糸東流開祖)、船越義珍先生(松濤館流開祖)、本部朝基先生(本部拳法開祖)、大塚博紀先生(和道流開祖)、宮城長順先生(剛柔流開祖)などの諸先生方によって本土へ伝わり、独自の発展を経て現在に至っています。

 

 唐手が本土へもたらされた頃は、講道館柔道の創始者である、加納治五郎先生もその技術に一目を置いていらっしゃったそうです。

 

 その唐手の先人たちが本土へもたらしたのは、明治時代末期~大正時代と言われているので、柔術や剣術と異なり、その歴史は近代になってからなんですね。

 ちなみに現在の「空手道」の表記になったのは、実は昭和に入ってからだそうで、それまでは「唐手術」と表記されていたそうです。

※明治時代でも「空手」と表記されていたらしいですが、広く世間に伝わり、表記が統一されたのは昭和になってからだそうです。

 

 沖縄から本土へ伝わり、戦後を経て現在に至るまでの間、様々な研究が重ねられ、そして今ではとても多くの流派が各地に広まっているわけですが、各流派によって教え方やその内容が微妙に異なっているというのは、現在の柔道や剣道とは異なる発展をした結果かもしれません。

 

 現在では、競技化も進み、より安全性を重視した防具を用いての組手や、形の演武による競技が盛んに行われるようになりました。

 

・競技空手と武術空手の違いって?

 今回の執筆の末尾になりますが、見出しの通り、「競技空手」と「武術空手」の違いについて、私の経験から簡単に書かせていただきたいと思います。

 

 当然のことながら「競技空手」は、その名が示す通り、あくまでも競技(スポーツ)なので、ボクシングなどと同様、一定のルールが存在します。その定められたルールの範囲内で技の優劣を競い、戦う。これが競技空手ですね。なので、相手の反則によって勝ちを拾う…なんてことも実際には起こりえます。

 一方の「武術空手」ですが、こちらは基本的にはより実戦的であり、そういう意味においてはルールはないと考えてよいかと思います。もちろん、同じ道場で稽古をする者同士、致命になるような怪我は避けねばなりませんから、例えば金的や目、喉への直接打撃は暗黙の了解として行わないといった考え方も存在します。

 ただ、これら致命傷に至るような部位への攻撃は、組手では行わなくとも、形の中にそれらを彷彿させる動きがあるので、形を通じて学ぶといった考え方もあると思います。

 

 それと、間合いもだいぶ違うと感じます。「競技空手」では、中間距離~やや遠間から一気に攻撃をするのに対し、「武術空手」では、中間距離~近接戦が主になるように感じます。これは、前者はポイント制という特徴から必然的にその距離になり、後者は形を紐解くと、接近戦での対処法が至る所に見受けられることからも、その違いは感じますね。

 

 とは言っても、今の空手教室や空手道場の多くは、試合(競技)に勝つことに比重を置いている所も少なくありません。なので、武術としての空手道は、あまり(というかほとんど)表に出ることはないのではないでしょうか。

 もっとも、組手にしろ形にしろ、試合に出て優劣を競い合うのはとても緊張感があり、またその場で勝つことを目標として日々稽古に励むこと自体、とても素晴らしいことなので、そのための努力を行うその傍らで、時々、形に込められている意味などをほんの少しでも考えつつ、武術としての空手道に触れてみると、思わぬ一面が見つかってより空手道が奥深いものになると思いますね。

 

とまあ、最初の最初のブログにしてはちょっと張り切っちゃって、とりとめのないものになっていそうですが、次回から(いつだ!?)は、これから空手を習ってみようかなと思っている人、あるいはお子さんに空手を習わせようかなと、お考えの親御さんへ向け、指導員だった私の経験を交えて執筆したいと思いますので、しばしお待ちを!

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

 

今週のお題「好きなスポーツ」